陶器の使用上の注意

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        陶器の使用上の注意         .

一般には「陶器」と呼ばれていても、専門的にはいろいろな種類があります。使用上特に
注意が必要な物は、吸水性のある
「土物」と呼ばれる陶器、火にかける「土鍋」等の
耐熱食器
、上絵付けに金や銀を使った物、等です。順を追って使い方のご説明をします。


        
「土物」の使用上の注意

土物とはどの様な物かにつきましては、「焼き物ミニ百科」のページをご覧ください。
このページの分類の中の
「土器」と「陶器」に分類されている物がここで言う「土物」
該当します。
吸水性があるのが特徴で、ほとんどのトラブルはこれに起因しています。
つまり、吸水性があるので醤油や煮汁や刺し身の肉汁などを吸い込んでしまうのです。
使用後しばらく保管している内にカビが生えたり、臭いがしたりします。そうならないた
めには下記の点にご注意下さい。

●ご使用前に、熱湯に浸してあらかじめ生地に水分を十分含ませてからご使用頂くと
  茶渋、シミ等が着きにくくなります。

●ご使用後の食器は、汚れを早く落とし台所用洗剤で洗った後良くすすいで、良く乾燥
  させてからご収納下さい。

●土物は、吸水性があるためにご使用後の食器を水に浸したままにしておきますと汚れた
  水を吸収しカビ、シミや臭気を発生する原因となります。

●茶渋、シミ等の汚れが気になる時には台所用の漂白剤をご使用下さい。


      
 
「土鍋」の使用上の注意

●使用前は土鍋の外側の水気を拭き取り弱火からご使用下さい。
  けっして、「空炊き」をしないで下さい。

●水分が鍋底に浸み出るときには、お米のとぎ汁を煮立てて頂くと治ります。

●天ぷら、フライ等の「揚げ物」には危険ですから絶対に使用しないで下さい。
  火災になる恐れがあります。

●熱い鍋を急に冷たい所へ置かないで下さい。

●使用後は、カビ、臭気防止のために良く洗って風通しの良い所で完全に乾燥してから
  収納して下さい。


    
 金、銀絵付けの使用上の注意

●電子レンジには使用しないで下さい。スパークします。

●洗う時、クレンザーやナイロンたわし(研磨剤付)で強くこすると、金、銀や絵柄が
  剥げたり、表面に傷を付ける原因になります。

●食器洗い機で長時間洗わないで下さい。

●銀絵付け商品は、漂白剤を使用しないで下さい。

最近、電子レンジで使用してもスパークしない特殊な金が開発されました。
  「電子レンジOK」の表示がしてあれば大丈夫です。